昨秋に採取して冬の間保冷庫で保管した果樹の穂木を取り出し、
挿し木と接ぎ木を始めました。
穂木は上部の切り口に殺菌剤を塗布した後、1~2時間水揚げ
しながら常温に慣らします。(写真はミヤマツの穂木)
ミヤマツの挿し木 (4月5日)
山ブドウの挿し木は難しく、何回(何年)も失敗してようやくたどり着い
た方法です。
土は赤玉小粒の単用で、挿し穂の地上部より土の温度を高くして
芽が伸びる前に発根させるようにします。
地温を上げるためプランターに透明マルチを掛けてから穂木を挿します。
温度計で外気温と地温を常に監視します。
一昨年はこの方法で約8割の活着に成功しました。
今年は4月になっても天候が安定せず寒暖の差が大きいため、天気が良
い時は陽に当てて、曇りや雨の寒い日は温床に入れたりの繰り返しです。
さくらんぼ さおりの接ぎ木 (4月13日)
親木の「暖地さくらんぼ」に「さおり」を接ぎ木しました。
数年前に同じ接ぎ木をして一本の木に2品種のさくらんぼが成りま
すが、昨冬の雪で「さおり」の枝が一本折れたので再度接ぎ木をし
ました。
百匁柿と早秋柿の接ぎ木 (4月13日)
倉方柿に百匁柿と早秋柿を接ぎ木しました。
親木の倉方柿には既に百匁柿と品種不明の甘柿が接ぎ木して
あり一本に3品種の柿が成ります。
この百匁柿も昨冬の雪で接ぎ木部分が傷んだため再度接ぎ木
をしました。
今回はさらに収穫時期の早い早秋柿を接いでみました。
百匁柿
早秋柿
キウイ マックとジャンボイエローの接ぎ木 (4月13日)
雄木(トムリ)に早生種の雄木マックを接ぎました。
さらに、この春に苗木を買ったジャンボイエロー(雌木)を植付ける際に
整枝した枝を使って試しに接いでみました。
マック
ジャンボイエロー
このほかに、ゴールデンキング(雌木)に雄木のマックを接ぎ木しましたが、
ゴールデンキングは早生種のため既に樹液が動いていて活着しそうにあ
りません。来季に再挑戦です。
0 件のコメント:
コメントを投稿